





















おはようございます
話のきっかけは
遡ること
約2年前ほどになります
とある平日の夕方前の時間で
たまたま、お客様の切れ目で
私の手が空いてた時に
店の入り口付近に
大柄の男性の人影が・・・
「んっ?」と
そちらに目を向けてみると
ちょっと不安げに店内をキョキョロ見渡しながら
黒褐色のアメリカ人男性が店内に入ってこられまして
(仮名:マークとします)
(当店では、だいたいご予約を入れて頂くお客様が
ほとんどなので
)
心の中で「お客様かな?」
と思いながら、
ちょうど私が手が空いてたという事もありましたし
そのマーク(仮名)の所へ近寄り
「どうされましたか?」みたいな
お言葉をかけさせて頂きました
(お客様かまだ不明な状態)
その方が
片言の日本語で・・
「マ、ユゲ・・・・キレマ、スカ?」
と・・・・
あっ!あまり日本語話せない方だな
と咄嗟に察した私は
「OK!OK! 大丈夫ですよ
」
それでも
不安げなマーク
どんな風にマユ毛を切りたいのか?なども
聞かなくてはいけないし
何よりもマークに安心して施術を受けてほしいので
中学英語レベル程度の語学力の私が
少しでも安心して欲しかったという事もあり
勇気を振り絞って!
さぞ、英語話せますよ的なオーラを醸し出しつつ
優しくかつ落ち着いた低めの声のトーンで
「can you speak japanese?」
と問いかけてみると・・・
「チョットダケデス」
(日本語で返された・・・・
一番恥ずかしいやつじゃん)
と心の中で思いながら
平静を装いながら
そのまま一番右側のお席に通して
白いクロスをかけさせて頂いて
ここは日本語で(さっきの事もあるので)
「どうしましょうか?」

と問いかけると
マークはポケットからスマホを取り出し
画像を指さして
「This!」
(ここは英語なんだ・・・
)
と思いながら
画像みたいに切らさせて頂いたのですが
マークも大変喜んで頂いたみたいで
「アリガトウゴザイマス
」
(ここは日本語か・・・)と思う私
と言ってお支払をして頂いて
帰って行かれました

そして
その数か月後・・・
マークがまた平日の昼下がりの頃
急に来店して
「マユゲ、オネガイデキマスカ?」
またまた不安げなマーク
マーク目線だと
「こんな久しぶりだし、俺の事なんて
覚えてないだろうな・・・
しかもまゆ毛だけだったし」
という雰囲気ありありで
カルテも作成してました私は
意気揚々かつ声高らかに

「前回、octoberでしたよね~」
自然とルー大柴みたいな変な日本語を発してしまい

「あっ!」と思った後に
マークを見たら
「覚えててくれたんですね
そうです!そうです!前回10月に来た者です
」
と言わんばかりの
嬉しそうな笑顔で私と目が合った時に
会話の壁を越えた
何か新しい友情みたいなものが生まれた瞬間でした
あくまでも私の主観ですが
忘れたころに突然来るマーク
また来ないかな?























